Junko Awatani | Sakutei |
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2025.3/3(月)---15(土) |
日曜休み |
11:00---18:00 |
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 |
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GALLERY SAOH & TOMOSでは、2025年3月3日よりJunko
Awataniによる個展「Sakutei」を開催いたします。建築設計やランドスケープデザインの仕事を経て、彼女は現代における風景の描き方と作り方を探求してきました。本展では、自然顔料で彩色した和紙を細く切り出し、半立体的に組み上げて制作する風景画「Sakutei」と、同じ素材を用いたモザイク作品「Paving」を展示します。
タイトルにもなっている「Sakutei」は、「作庭」という言葉に由来しています。彼女は、日本庭園を自然を使った風景画と捉え、また庭師が小さな作為を積み重ねながら庭を築いていく姿勢に着想を得て、「作庭」を独自の視点で再解釈しています。
彼女にとって庭とは、理想のイメージが具現化された場であり、また、想像と現実、自然と人工の境界が曖昧になる緩衝地帯でもあるといいます。特に日本庭園においては、空間としての存在に加え、建築内部からフレーミングされた絵画的な要素が強いことに関心を寄せています。また、庭師が庭に入り込みながら手を加えつつ、同時に全体を俯瞰して庭を作りあげていくように、彼女も異なるまなざしを行き来させながら小さな作為を積み重ねて制作しています。
作庭の手法から影響を受けつつ、風景画の概念を広く捉え直し、「想う」「描く」「作る」を行き来しながら生まれる彼女の作品をぜひご覧ください。 |
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