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EXHIBITION

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ギャラリー砂翁 & トモス(1F&BF)
ナオミ ヴァン ホルブット−カーク
Naomi Van Holbutt-Kirk
東西 東西ー
2001.4.16(月)4.28(土) 日曜休み
11:00−19:00 最終日17:00
*ギャラリートーク 421日(土)1530
アーティストによるトーク、制作について等の質疑応答
作品内容:平面(リネンにアクリル)
テーマ :「光と影」−光陰矢の如し

 

Times Flies Like an Arrow 6 
Oil on Linen 28x39cm
Times Flies Like an Arrow 10
Oil on Linen 39x28cm

 

代表的な縦長の作品は、一見して大きな作品の一部という印象を受けがちです。
うねる線と有機的な形の繰り返しは、密度の濃さと空虚−充満と空白−を同時に
構成しています。中国画にある哲学への興味や日本の「枯山水」庭園で受ける魅
力、そして幼少時代に過した中東の砂漠等が、地味な色彩で表現する彼女の作
品の核になっています。彼女は伝統的な日本建築の屋外と屋内空間の境界を和
らげる微妙な才能に感動し、その最新作からは、特に周囲の自然環境との関係を
強調したものが見られます。

日本で発見したこのようなデリケートな空間は、私の絵画表現で長年の課題で
あったことを考え直すきっかけとなり、私の仕事上大きな要素の再発見をもたら
せてくれました。従って、東京に住むということが、私のアーティストとしてのキャ
リアに最も有意義な価値を与える機会となりました。


                                                      2001.2 ナオミ ヴァン ホルブット-カーク

プロフィール
1998年に来日以来、東京の三田にあるアーティストスタジオで制作。
1994年、ロンドンのチェルシー カレッジ オブ アート アンド デザインの絵画科を
主席で卒業、その後、日本に来るまでロンドンとパリのスタジオで仕事をする。
来日後は、東京のブリティッシュ
スクールに籍を置き(19992000)、初めての
アーティスト
イン レジデンスとして、建築家の協力を得て同校に記念行事の一
環である壁画制作。
その他、現在彼女の作品は在日英国大使館に展示されており、コレクションは
ヨーロッパ
, 日本のみならず北アメリカにも及んでいます。

20014月〜20033月まで文部省の奨学金を得ることに決定。
後援:大和日英基金、ブリティッシュ・カウンシル

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