ルイサ・エリーアさんは1962年イタリア、レッチェで生まれ、 大学では「人文科学」を専攻し、卒業論文は「モダンアート と文学」でした。彫刻も学びましたが、1988年ミラノに移り、 詩作の傍ら画を描き、ヨーロッパやメキシコの展覧会に出 品するようになりました。 今展で展示する作品は「家」をテーマとしたキャンバスに 紙粘土を盛り上げ、彩色した立体画作品です。それは単 なる家を形取ったものではなく、さまざまな人間の心や キャラクターを表した「肖像画」です。 人形芝居を見ているように、ひとつひとつの「家」からその 住人のストーリーが浮かんで来ます。誰もが家にこもりたく なる12月。外側から、その中に棲む心を感じて頂ければ 幸いです。

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