雷岩は丸い小さな湾を底辺に、一辺に稲妻を受ける腕を差し出す岸壁、いくつもの
トンネルで続くガケ道をかかえた丘をもう一辺とする頂点にあり、狭い砂浜が雷岩
と海の間にあって、灰色と白のさまざまな波が日々に洗われたその足下近くに打ち
寄せています。向こう側に佐渡の山の頂きがもうろうと連なって腹に響くその歌を聴き
続けています。私が聴きに行ける穏やかな日は、鼻歌うなって居眠りしているよう・・・
内田美代子
(変化に富んだ波との競演をテーマとした「雷岩の歌シリーズ」を中心とした
平面作品約25点。紙にアクリル、岩絵具、パステル等のミクストメディア。)
時代と共に、人は色々な思い出を良きも悪しきも心という箱にしまいこみ、時を経て
開けてその時代をふと思い出しては笑ったり泣いたり喜んでみたり、懐かしんだり・・・
そんな陶管であれば。
菅原洋
(信楽灰釉の陶管他、器、花器など約150点。) |
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